都合の悪い記憶を消すのは悪いこと?『鬼と私の青春奇譚』#このpixivマンガがスゴイ
天邪鬼(あまのじゃく)という言葉は、捻くれた性格の人を指して使いますが、言葉のもととなった伝説上の「天邪鬼」は『人の心を読み、操作できると言われる存在』です。主人公・森宮千代はそんな天邪鬼に取り憑かれてしまい、他人の思っている心の声が聞こえるようになってしまいます。
原因となったのは2年の先輩・鬼塚弥彦。天邪鬼の子孫である彼は、母親違いの兄の青羽葉といっしょに、街の人からの依頼を受け天邪鬼の能力を使って人間の都合の悪い記憶を消す仕事をしています。
そして千代は鬼塚と一緒にこの仕事を手伝うようになるのですが、役割はその依頼が本当に正しいことなのかを判断すること。「人間の記憶を消す」ということは依頼者・消される側にとっては正しいのか。根本的な解決と言えるのか──その判断を求められるたび、千代は自分なりの正義を探す姿に、どこか自分のことを重ねて読んでしまうかも……? 1話ごとの読み応えも抜群でボリューミー!その独特な世界に、どっぷり浸かってみてください!
pixivには現在、7話まで掲載されています。
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