塩対応の坊主に vs.遊女に化けたキツネ。恋は実るのか?【pixivコミック月例賞】12月投稿分結果発表!
2022年12月は大賞1作品と優秀賞が8作品、合計9作品が受賞しました。
塩対応すぎる坊主とキツネの物語や、ゴキゲンとフキゲンで正反対な二人のお話しなど、今月も魅力的な作品が勢揃いです。それではさっそくご覧ください!
大賞
作品名:塩坊主に惚れたキツネ
作家名:伽奈茶井子
講評:山寺の和尚に押しかけてきたのは、魔性の美しさを振りまく遊女。笑顔でバッサリ切り捨てる塩対応な和尚に、あの手この手で迫る彼女の正体はなんと化けキツネ! キャラクターが際立つ二人の掛け合いはもちろんのこと、小坊主たちとのやりとりも愉快です。夢中になること間違いなし!
優秀賞
作品名:まっしろメイドと呪いの館
作家名:鶴次
講評:僕はご主人に恩返しするんだ! 希少種である白化スライムは、自身の命を助けてくれた館の主人のもとで住み込みメイドとして働くことに。慣れない人間の姿で奮闘する健気なスライムと、物語が進むにつれ明らかになる主人の過去。ページをスクロールする手が止まりません。
作品名:フキゲン顔とゴキゲン顔
作家名:したらなな
講評:目つきが悪い「フキゲン顔」と、発言がうそっぽく見られがちな「ゴキゲン顔」。正反対な顔をもつ二人が各々の苦労について語り合うのですが……? 本当に苦労しているのはどっち!? 真意が読めない二人のやり取りに思わずキュンとしちゃいます。
作品名:異世界に行ったら謎の生物に可愛がられた話
作家名:河口けい
講評:事故に遭って異世界に転生してしまった15歳の少年は、言葉が通じないモンスターに捕らえられてピンチかと思いきや、めいっぱい可愛がられてしまって満更でもない様子!? 「カワイイカワイイ」と擦り寄ってくるモンスターも可愛すぎるシリーズです。
作品名:まじめ図書委員と読書家ギャルのハナシ
作家名:あららぎ 菜名
講評:元気いっぱいの明るいギャル、蓮見は図書委員の桐谷に興味津々。文化祭に向けて、密かに物語を書いていた彼女は、本好きの桐谷に読んでもらうことを望んでいて……。荒削りだった物語が磨き上げられ、二人の熱意に応えるように輝きを増していく。目標に向かって駆け抜ける、爽やかな一作です。
作品名:恋するDolls
作家名:ネコハリコ22
講評:「私たち……ずっと一緒にいようね。」人形のリリィは、持ち主の千歳ちゃんが子供の頃から、成長をずっとそばで見守ってきた。苦い失恋を乗り越えた千歳ちゃんは初めての彼女ができるも、言葉を交わせないリリィ。千歳ちゃんの幸せのためには寂しさを堪えるしかないのでしょうか?
作品名:「美しい」と言った先生の話
作家名:枇杷かな子
講評:高校2年生の作者さんのクラスに、新しい担任の先生がやってきた! 厳しくて怖い印象の先生に早くも、たじたじ。だけど偶然エレベーターで乗り合わせたある日、先生だけが気づいた「美しさ」がありました。大人の豊かな感性が垣間見えた瞬間に想いを馳せる、短編エッセイ作品です。
作品名:ツイ廃漂流記
作家名:楽日
講評:なんやかんやで無人島に漂流した一人のTwitter廃人、いわゆる「ツイ廃」。緊急事態に陥ってもなお、体にすっかり染みついたツイッター仕草は離れません。ついつい気になって見てしまうSNSも、ここまでくると体の一部なのかも? めっちゃわかる!