この世とあの世の狭間で──。【pixivコミック月例賞】8月投稿分結果発表!
2020年8月は大賞1作品と優秀賞が6作品、合計7作品が受賞しました。
同人活動の葛藤に溢れるマンガや、マンガサークルのベテラン姫と新入り姫の交流を描いた作品など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。それではさっそくご覧ください!
大賞
作品名:稀有の海より
作家名:古川ちほ
講評:この世とあの世の狭間「稀有の海」に存在する小さな島。そこには、船に乗り海を渡ることなく立ち止まってしまった死者「解れ(ホツレ)」が誘われるコーヒー専門店があった。すみずみまで丁寧に描かれたリアルな1話完結のヒューマンドラマです!
優秀賞(6作品)
作品名:八ツ噛とガロ
作家名:ししゃも
講評:人間を喰らう怪物・犬鬼は、3か月に一度2人の人間をいけにえとして差し出せば、ほかの犬鬼から村を守るという。ところがそこに現れたのが、犬鬼狩りの「八ツ噛」と「ガロ」。その体のおそろしい秘密、そして迫力のあるアクションが大きな見どころです!
作品名:TEME
作家名:とりのささみ。
講評:ブラック企業の社畜ペンギンが活躍する「テイコウペンギン」シリーズの投稿作ですが、本作はいつものシュールなギャグもありつつ、もしかすると実はめちゃくちゃシリアスで哲学的な、ものすごく大事な内容や驚きの裏設定を含んでいる……かもしれません!
作品名:明美と白い犬
作家名:夏瀬カグ
講評:わけあって人語を解するスーパー白い犬(犬?)と飼い主のしがない会社員・アケミちゃんがくり広げる日常ギャグ。ほのぼのとしたかわいらしい見た目とは裏腹に、ガチ目なツッコミが入るギャグとのギャップのバランスが特徴的で切れ味があります!
作品名:えぶりでいホスト
作家名:ごとうにも
講評:保険の営業で精神をやられてホストに転職したハジメくんが、さまざまな濃すぎるホストの面々のなかで、向いてないと言いつつなんやかや生きのびていく毎日を描いた日常系(?)シリーズ。ギャグをまじえつつも生々しいリアリティを感じさせられます!
作品名:ネガティブガール音神(ねがみ)さん
作家名:卯々乃
講評:祖父が営む老舗の喫茶店を手伝っている蓮くんのもとに、誰もが振り向くスーパー美少女クラスメイトの音神さんがご来店。しかし、音神さんは、実は超絶ネガティブ&コミュ障だった……!? ほのぼのかわいくもどかしい早く結婚しろ系ラブコメです。
作品名:持ってる人
作家名:地獄澤ヘル男
講評:開けるお菓子は粉々、ズボンはやぶける、いまどきバナナの皮ですべる、木田のぞむは異常なほど笑いを「持ってる人」だ。しかし、実はその原因は……。力技で最後まで読み通させる勢いが強烈で、本作自体も「持ってる」作品だと感じさせられました。
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