音が消えたよう。こよりさんが描く少女とハスキーと子猫の日常
女の子とシベリアンハスキー、子猫が暮らすあの街には、不思議な時間が流れている───。
静かで落ち着いた空気を丁寧に紡ぐ「こよりさん」の作品は、セピアの色使いが幻想的な世界に私たちを誘ってくれます。少女と動物の存在が街並みに溶けたかと思えば、グッとこちらへ迫ってくることも。緻密な描き込みの作品とふんわりとしたタッチの作品の違いも含め、少女が持つ多彩な表情を見かけて思わずシャッターと切ったような感覚に陥ります。
今回は、周りを通り過ぎる人たちや街の騒音が、すっとどこかに消えていくかのような「こよりさん」の世界をたっぷりご堪能ください。