殺人鬼の心を動かすのは物語?【pixivコミック月例賞】10月投稿分結果発表!
2020年10月は大賞1作品と優秀賞が7作品、合計8作品が受賞しました。
小説を書くことに没頭する少女と殺人鬼の物語や、強すぎるスライムが倒せない大作ファンタジーなど、今月も魅力的な作品が勢揃いです。それではさっそくご覧ください!
大賞
作品名:タナトスの栞
作家名:花星 舞
講評:水埜蝶子は小説執筆に没頭している女子高生。残虐な連続強盗殺人事件のことで周りがどんなに騒いでも、集中した彼女の心を動かすことはできません。少し変わった少女と、そんな少女に興味を持った殺人鬼。残酷ながら引き込まれるストーリーです。
優秀賞(7作品)
作品名:スライムが強すぎて冒険できない
作家名:モモ
講評:「魔王を倒しに行くんだ!!」そう高らかに宣言した少年の前にまず立ちはだかったのは、よくいるスライム……のはずだった。「スライム=雑魚敵」の常識を覆す豪腕ぶりに、少年は勝利できるのか!? 王道ながら意外性のある展開で、続きが楽しみです!
作品名:スケバンと転校生がくだらない遊びをするだけの話
作家名:ふじちか
講評:「閻魔も逃げ出す歩く地獄」と称されるスケバンのあつこと、転校生の神崎がくり広げるくだらない遊び。そこからお互いを意識するようになって……。真逆な属性の女の子2人が仲良く(?)しているところがキュンとくる一作です。この関係性をさらに見守りたい!
作品名:うたかたの恋
作家名:岡山
講評:恋をしている黒猫は、飼い主と違う自分の姿が嫌いでした。とある噂を聞いて外の世界へと飛び出した黒猫が得たものと失ったもの、そして、うたかたの恋の結末とは──。シンプルなタッチと厳選された彩色で紡がれる、かわいらしくも切ないお話です。
作品名:GUINEA PIG ROOM TOUR
作家名:ぬこさん(鳩川ぬこ)
講評:とある夏の日のワンシーン。自身の髪をカットした主人公が、長毛をひきずるモルモットもついでにカットしてあげることを思いつきます。表参道並のオシャレモルになれるでしょうか? オムニバス形式でいろんなモルモットが見られるシリーズです!
作品名:キライだからかまうのだ。
作家名:茅なや
講評:顔がいいけど女嫌いな須藤くん。嫌いな女には3つの特徴がありましたが、新たに4つ目を叩き出す女の子・蒲池さんが現れて……。構ってほしくてしかたない蒲池さんの行動がいじらしく、須藤くんと今後どうなるのか──。続きが気になる一作です!
作品名:タヌキに化かされた残念なお兄さん
作家名:奈川トモ
講評:仕事上がりの9時過ぎ……突然タヌキになっちゃった!? イケイケだったはずのお兄さんにたくさんの災難がふりかかりますが、最後に現れる人物との心温まるやりとりは必見です! タヌキに化かされるシリーズ、前後作も合わせてお楽しみください。
作品名:ファンタジーは今日でおしまい
作家名:中丸みつ
講評:教会で毎日祈りを捧げるリサは、教会でこっそり歌っているカイと出会う。実はかつて同じ学校に通っていた縁もある二人は、歌の練習を通して次第に心を通わせるようになるのですが……。それぞれの葛藤もありながら、思いやりにあふれた暖かなお話です。
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