冷徹な殺し屋「血濡れの鴉」、私生活はマッチングアプリで惨敗!?【pixivマンガ月例賞】10月投稿分結果発表!
pixivに投稿されたオリジナルマンガ作品の中から、優れた作品をみなさまにご紹介する「pixivマンガ月例賞」。
大賞受賞作品には、賞金10万円と賞品をプレゼント!
また、タテヨミマンガの中から素晴らしい作品に送る【タテヨミ優秀賞】も紹介いたします!
2024年10月は大賞1作品と優秀賞が8作品、タテヨミ優秀賞が1作品と合計10作品が受賞しました。宿敵の殺し屋を狙うスパイの話や、週刊連載マンガ家である“おばけ”の日常など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。
それではさっそくご覧ください!
【大賞】🔫宿敵の暗殺者が婚活に必死すぎて始末できなくなったスパイの話/あたさわさん
作品名:🔫宿敵の暗殺者が婚活に必死すぎて始末できなくなったスパイの話
作家名:あたさわ
講評:一流のスパイ、シグレの次のターゲットは、裏社会でその名を知らぬ者はいない一流の殺し屋「血濡れの鴉」。監視を進めていく中で明らかになる、宿敵の意外な素顔とは!? 緩急の効いたテンポの良いギャグの連続で、自然と読み進めたくなっていく、センスの光る一作です!
【優秀賞】書店、しまるってよ/崎坂碧さん
作品名:書店、しまるってよ
作家名:崎坂碧
講評:突然の閉店告知から始まる、書店員たちの日々──。とある書店の閉店までの二ヶ月を、温かくも鋭く切り取ったストーリー。少しクセのある動物たちが紡ぐ、愛らしくもちょっと辛い日常を描きます。本への愛と、仕事への誇りも垣間見える、心安らぐエッセイマンガです。
【優秀賞】エビの漫画/ミヤタ キョウゴロウさん
作品名:エビの漫画
作家名:ミヤタ キョウゴロウ
講評:アカエビくんをはじめとした海の生き物たちが、思いがけない出来事に振り回される勢いのあるギャグ漫画です。フルカラーで描く画風も、ナンセンスなギャグと絶妙にマッチしています。強烈なインパクトを残す、切れ味満載のエピソードがたっぷり。ぜひシリーズを通してお楽しみください!
【優秀賞】刻の泉/‥さん
作品名:刻の泉
作家名:‥
講評:「そっか今日は…」。悪夢にうなされて目を覚ました佑一。いつも笑顔の幼なじみ・鏡花と、裏山にある「刻の泉」の伝説を巡る少し不思議な物語。誰もが一度は夢見る、もしもあの瞬間に戻れたら──。後悔と希望が交錯する日々が、メリハリ抜群の画力で紡がれます。
【優秀賞】おばけのマンガ家/高野准さん
作品名:おばけのマンガ家
作家名:高野准
講評:週刊連載とは思えぬ神作画、しかし、決して表に顔を出さないマンガ家がいた……。その正体は、ちょっと頑固で自由気ままな、おばけのマンガ家。おばけだからできるアレコレ、おばけだからできないこんなこと。そんなひとつひとつのアイデアが、楽しくもスッと心に沁みる作品です!
【優秀賞】彼氏が怪物になってしまった話/森本 淳士さん
作品名:彼氏が怪物になってしまった話
作家名:森本 淳士
講評:心優しい泣き虫なカレンと、心配性のチヒロは、怪物がはびこる街で暮らしていた。防衛隊の活躍によって治安は守られていたのだが……。ちょっと意外な設定と、少し怖くもありながら軽妙なタッチで描かれた物語がうまく絡み合った一作です。価値観を揺さぶってくるラストの展開も注目です。
【優秀賞】同級生は神絵師ちゃん!!!/大串 有朋さん
作品名:同級生は神絵師ちゃん!!!
作家名:大串 有朋
講評:ネットで知り合った神絵師は、同級生の秋森さん!? 教室では決して交わることのないふたりが、たった1つの共通点をきっかけに、心を通わせ始める日常を描きます。ポップでかわいい絵柄と、軽快なストーリーテリングが心地良い。ぐいぐい読み進めたくなる作品です!
【優秀賞】踏切/のりっこさん
作品名:踏切
作家名:のりっこ
講評:踏切が開くまでのわずかな一瞬。ふと通過する電車を見ると──。何気ない日常の瞬間を切り取りつつ、たったひとつだけの裏切りで心を鷲掴みにされます。限られたシチュエーションの短編ながら、しっかりと世界観に引き込まれて読了感が心地いいです。
【優秀賞】AIまいな/5taniさん
作品名:AIまいな
作家名:5tani
講評:友人との些細な会話をきっかけに、蓮介が買ったのは人型AI製品・まいな。甲斐甲斐しく蓮介の身の回りのお世話をするまいなだが……。誰かを、何かを愛するとは、いったいどういうことなのでしょう。多層的な解釈ができる、現代のコミュニケーションを描いた一作です。
【タテヨミ優秀賞】AxB フレンドシップ/Avoさん
作品名:AxB フレンドシップ
作家名:Avo
講評:鬱で休学後の大学生・天野ホシは、春の街のカフェで異星人留学生のアメと出会う。瞬く間に意気投合したふたりのこれからとは……? 作者の実体験をもとに、SF的世界観に昇華された一作。自分の見えている常識が少しずつすれ違っていく、微笑ましくもちょっと切ない物語です。
受賞者のみなさま、おめでとうございました!