静かな深夜バスの中で始まる、ふたりの関係。【pixivマンガ月例賞】11月投稿分結果発表!
pixivに投稿されたオリジナルマンガ作品の中から、優れた作品をみなさまにご紹介する「pixivマンガ月例賞」。
大賞受賞作品には、賞金10万円と賞品をプレゼント!
また、タテヨミマンガの中から素晴らしい作品に送る【タテヨミ優秀賞】も紹介いたします!
2023年11月は大賞1作品と優秀賞が7作品、タテヨミ優秀賞が1作品と合計9作品が受賞しました。
ふとしたきっかけで始まる深夜バスでのふたりや、人間が絶滅危惧種となった世界の話など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。
それではさっそくご覧ください!
大賞
作品名:深夜高速にふたり
作家名:おとかわ
講評:修学旅行の帰り、先生の手配ミスで深夜バスになってしまった。静まり返った車内で眠れず外を眺める瑛子は、同じく眠れずにいた前席の三村から話しかけられる──。深夜の高速道路の澄んだ空気や、きらきらとまばゆいライトの美しさが伝わってくる作品です。
優秀賞
作品名:リストルージュ
作家名:灯晴ほく
講評:キメラ族が住むこの世界にとって、絶滅危惧種として扱われる人間は貴重な存在だった。希少な存在である人間カレンのお世話係として、キメラ族ミラは彼女を守るため奮闘中! そんなある日、カレンに結婚の話が……? 設定に惹き込まれ、幸せを考えさせられる物語です。
作品名:四天王のヒナ
作家名:比内ハツ
講評:勇者により魔王が滅ぼされて数百年が経った頃、再び魔王が誕生する。平和な世の中で魔族がまた覇権を握る世界を目指し、戦力として爺が召集した魔族の四天王は……ヒナ(赤ちゃん)だった!? コミカルファンタジー作品です。魔王の子育て論にもぜひご注目ください。
作品名:罪の鍵穴
作家名:三堂マツリ
講評:ビリーとオスカーは森の中に突然現れた扉に夢中。その鍵穴を覗くと、過去か未来かも分からない不思議な景色が見えるから──。いつものように鍵穴を覗いたビリーは、信じられない光景を目にしてしまいます。背筋に冷たいものが走るダークメルヘン、最後のページまで見逃せません。
作品名:恋の焦点
作家名:原川ユキ
講評:しがないOL・山際は、斜向かい席の同僚・杉田に密かに想いを寄せていた。しかし杉田は隣の席の男性が好きなようで……? 人間関係は不器用なのに謎かけは器用にこなす主人公のギャップに惹かれます。ふたりの未来とかけまして、何とときましょうか。
作品名:むかしむかしのはなし
作家名:gamiint
講評:むかしむかし、キヨとトロという姉弟が暮らしていました。キヨは上役の言いつけで山奥にある「おたすけ様」の屋敷に奉公へ向かうことになりますが、残されたトロは姉を追って「おたすけ様」の屋敷に向かい……? 読み応えのある民話風SF作品です。
作品名:オーチャード
作家名:てぃーえー
講評:ラチャとマティカはふたりしかいない大切な姉妹。ラチャは体から植物が生えてくる奇病に侵され、徐々に動かなくなる体に苦悩していた。ある日外からマティカの悲鳴が聞こえ、妹のピンチに気付いたラチャは──。ラストのラチャの表情が心にグッとくる、心動かされる作品です。
作品名:彼氏に振られて男装女子と暮らすことになった話
作家名:山本まと
講評:男に尽くしすぎる性格の彩芽は「母親感が強すぎ」という理由で2年同棲した彼氏にフラれてしまう。好きな人のためなら何でも頑張れるという彩芽の言葉に、友人のエマは何を思うのでしょう? クールな表情で積極的なエマと、ちょっぴり鈍感でキュートな彩芽の対比が魅力的な作品です。
タテヨミ優秀賞
作品名:異世界記録
作家名:トピー有田
講評:覆面を被った聡明な女性リアが転移したのは自然豊かな異世界。赤い瞳の王さま・ミゲは、転移者であるリアとの結婚を誓います。彼女の願い「婚前異世界旅行」を叶えるため、魔法で異世界へと再び転移しますが、リアには重大な秘密があって……? タテヨミで綴るふたりの物語、どうぞ最後までご覧ください。