恨みは人を鬼に変える。般若を描いたイラスト特集
般若の面と聞くと、恐ろしい形相に2本の大きな角を生やした鬼を思い浮かべませんか? 実は、能の世界で般若は「嫉妬や恨みのこもる女の顔」を表しているそうです。暗闇に般若の面が浮かび上がったら、全身の毛が逆立って逃げ出したくなりそうですよね。そんな恐ろしさを写した般若の面ですが、明治の文豪・幸田露伴は「究極の美である」と言い残しているそうです。面に取られた顔は、彫りの深い美しい顔の特徴を突き詰めたもので、嫉妬はどんなに美しい女性をも鬼にすると考えられているのかもしれませんね。
本日は、究極に美しく恐ろしい「般若」を描いたイラストを特集しました。それではご覧ください。