「VISIONS」シリーズが中国「FIREFLY ACG FESTIVAL」に出展!現地レポ&望月けい・ろるあインタビュー
「pixiv」が総監修するアートブック「VISIONS」シリーズが、中国の広州で2024年7月19日から22日にかけて開催されたイベント「FIREFLY ACG FESTIVAL」に出展いたしました。
「FIREFLY ACG FESTIVAL」は、2011年から広州蛍火虫動漫文化発展有限会社によって開催されています。クリエイターの作品展示や販売、ゲーム企業などが出展しており、日本のコミックマーケットと東京ゲームショウを足したようなイベントです。来場者数も約30万人にものぼり、規模はまさに中国最大級。
そんな「FIREFLY ACG FESTIVAL」にて、「VISIONS」参加クリエイターのイラストを展示してきました。
600平米のブースに245点のイラストを展示!
今回イラストを展示した「VISIONS」のブースは、なんと600平米! 約325畳のスペースというと、その広さが伝わりやすいかもしれません。
その広大なスペースに、「VISIONS」参加クリエイター245名の作品を展示いたしました。「VISIONS」のブースは会場出入り口付近という好立地にあったため、ブースを目的として来てださった方はもちろん、通り道として入った方が足を止めるなど、多くの来場者に見ていただけました!
望月けい氏・ろるあ氏のサイン会も実施!
サイン会は大盛況! 約300人もの人が複製原画にサインを求めて並んでくださいました。もちろん、多くは現地の方々です。創作物は海を越えられるという実感を深く感じられるサイン会となりました。
そしてサイン会後には、「海外イベント参加は初めて」というおふたりに、今回のイベントの感想と、今後の海外での活動の展望などをうかがいました。
望月けい氏・ろるあ氏のイベント後インタビュー
── 海外のこういったイベントに出演されるのは初めてですか?
はい、初めてです。「FIREFLY ACG FESTIVAL」も今回知りました。
私もです。
── 初の海外イベントということですが、ピクシブからお声がけさせていただいたとき出演は悩まれましたか。
日本のコミケ前だったので、時期的には悩みました。でも、「VISIONS」の表紙を描かせていただいたことが私のなかで大きいことだったので、「VISIONS」で出演できるのはうれしく、すぐに参加を決めました。
── やはり日本のイベントとの違いは感じましたか?
すごく大掛かりな会場装飾、造作物が多くて驚きました。日本のイベントではあまりお金をかけない部分だと思うので、そこに文化の違いを感じましたね。
本当に施工の規模が全然違いますよね! サークル参加の方々の頒布物が、同人誌が主流じゃないところも違いを感じました。でも、参加者の熱気は国が違っても同じですね。
── 「VISIONS」のブースはいかがでしたか?
高河ゆんさん、MONさん、うごんばさんなど、好きな作家さんの複製原画を見られて、ファンとしてうれしかったです。誰もが知っている超有名な方から若手の方の作品まで、幅広い作品が展示されてるところがいいですよね。
── サイン会はいかがでしたか?
すごく暖かく迎えてもらえましたが言語の壁があり、あまりコミュニケーションをとれず申し訳なかったです。でも日本語で話しかけてくださる方もいて……。次回は少し中国語を覚えておいたほうが、来てくださる方にも私自身にもいいかなと思いました。
みなさんすごく優しかったですよね。私がデザインしたキャラクターの痛バを作って持ってきてくれた方や、日本語でお手紙をくれた方もいました。海外イベントは未知なこともあり不安だったのですが、中国のみなさんに会って不安はふっとびました!
── pixivも海外の方がすごく増えています。おふたりも海外ファンが多く増えたかと想像していますが、体感としてはいかがでしょう。
Xのリプの言語から海外の方が増えてるなーと感じます。あと、最近は「望月先生は中国で人気なので」と中国のコンテンツやイラストのご依頼をいただくことが増えています。
── 初めての海外イベント、楽しまれたようでよかったです。今後、海外での活動を広げられたいなどの展望はありますか。
具体的な構想はありませんが、今回参加させていただように流れるままやっていきたいです。
日本のキャラクターカルチャーをもっと海外に広げていけたらいいですね。海外の方々に日本のキャラクターカルチャーをアートとして楽しんでもらえるようになるといいなと思っているので、そのへんを自分の絵が担えたらうれしいです!
── ありがとうございました。