【お絵かき動画】99が「描いてみた!」

こんにちは! pixiv Sketch開発チームです。
新機能の紹介も兼ねている本連載ですが、pixiv Sketchアプリでレイヤーのブレンドモードを変更出来るようになったこと、みなさんご存知でしたか?
こんなに色々できてiPhoneでもAndroidでも無料で使えるお絵かきアプリ、それがpixiv Sketchなのです。
魅力的なイラストが生みだされ完成するまでの様子を、3分動画でご紹介しちゃいます!
今回登場していただくのは、ファンタジックで壮大な世界を描いたコンセプトアートや美麗なキャラクターのイラストを得意とし、人気ソーシャルゲームのカードイラストなども手がけるイラストレーター・99さんです。

乗算・覆い焼き・スクリーンなど、選べる10種のブレンドモード。

pixiv Sketchアプリのレイヤー機能は、「通常」の他に
・乗算
・加算
・減算
・差
・比較(最小)
・比較(最大)
・覆い焼き
・焼き込み
・スクリーン
・オーバーレイ
の10種のブレンドモードを備えています。
ブレンドモードは、レイヤー一覧からいつでも変更可能です。
「乗算」でキャラクターの肌に馴染む色の影をつけたり、「加算」や「覆い焼き」で発光を表現したりと、レイヤーのブレンドモードを使うと表現の幅が拡がりますよね。
「ブレンドモードを使うのって、ちょっとハードルが高いかも……」と感じていた人も、無料で使えるpixiv Sketchでなら、変化を見ながら試し放題です! この記事を参考に、ぜひ使ってみてくださいね。

今回、99さんは、アタリを取るための最小限のラフをさっと描いたあと、遠景・近景に大まかに色を付け、それぞれに色を塗り重ねて徐々に緻密にしていく、いわゆる「厚塗り」の手法で描き進めていきました。
光を表現するため、ブレンドモード「加算」にしたレイヤーを作成し、木漏れ日のようなぼんやりと照らす光は太いエアブラシで、木に照り返す強く明るい光はそれよりも細いブラシに切り替えて、というブラシツールの使い分けが特徴的です。
はじめは平坦だった画面に、木の枝や森、妖精などが描かれ、少しずつ豊かな世界観が浮かび上がっていきます。光と影を巧みに操る99さんのテクニックに、要注目です。
それではどうぞ!
お絵かき開始から完成までは、約3時間半でした。おつかれさまでした!
イラストを描き終えた99さんに、どんなところにこだわってお絵かきしているのか、お話を伺いました。普段から、ラフの段階では対象を面で捉えて描くことを意識しています。
自分の場合、ラフは線画ではなく大まかなアタリだけを描き、それを削って形にしながら描き進めていくことが多いので、立体感を出すためには描きたいものを面で捉えておくことがポイントになってきます。
なので、時間あれば美術館にこもって絵を眺めています(笑)
良かった点は「覆い焼き」や「スクリーン」など、陰影の表現に使えるレイヤーモードが豊富なことですね。
追加してほしいなと思ったのは、消しゴムツールの種類ですね。特にエアブラシのようなテクスチャの消しゴムがあると、今回のイラストなら近景をぼかすのに使えて便利そうです。
また、自由変形・多角形選択ツールや投げ縄ツールなどがあると、作業の効率化もできますし、表現の幅ももっと拡がるかなと思いました。
あと僕は、普段からレイヤーを多く使うので、もっとレイヤー数を増やしてほしい!と思いました(笑)。
──盛りだくさんのご要望、ありがとうございます(笑)。エアブラシ風の消しゴムは、今後追加予定がありますよ! 楽しみに待っていてください。最後に、99さんの最近の活動について教えてください!
個人活動では作品がたまれば展示会に出品することもあるので、その際は個人サイトなどで告知します。チェックしてもらえたらうれしいです。
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iOS・Android両方で使える無料お絵かきアプリ、pixiv Sketchの機能ラインナップ!
・お絵かき用のレイヤーはAndroid版では6枚まで、iOS版では10枚まで追加が可能。
・レイヤーのブレンドモードは10種類。PCに負けない、本格的なお絵かきも楽しめます。
・スイスイ描ける5種のブラシ・塗りつぶしができるバケツ機能・カラーピッカーも備えたパレットを搭載!・描き終えたらその場でpixiv Sketchへすぐ投稿できる!投稿したイラストは、簡単操作でまとめてpixivへもアップできます。