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エッジの効いた世界観を圧倒的な音楽と映像で彩る『nowisee』をチェック!
映像作家・残酷トーンさんインタビュー
続いては、魅力的なMVを次々に制作されている残酷トーンさんにお話を伺います。

- 残酷トーン(nowisee)
- 『nowisee』の制作に関わる、正体不明の6人組アーティストのうちの一人。『nowisee』ではアートワーク全般を担当。
8月8日8時8分8秒にオフィシャルサイトがオープンして以来、24カ月連続で毎月8日に公式アプリで公開されるMVのディレクションも手がける。
──どういった経緯でnowiseeプロジェクトに関わることになったのですか?
ギターおよびバンドマスターのミニマムルートと、映像と音楽で何か一緒にやりたいよねと昔から話していて。「いつかできたらな」と思っていたところに『nowisee』がぴったりとハマった。まさに、機が熟したという感じです。
──残酷トーンさんの制作環境について教えてください。
ハードはWindowsとMac、ソフトはAdobe After Effects・Photoshop・Premiere を使用してます。
キャラクターなどを描く作画チームはアナログ、デジタル両方で、背景美術チームは完全にデジタル作画です。多くのMVで3DCGによる表現を活用していて、ここにはCINEMA 4Dを使用しています。
キャラクターなどを描く作画チームはアナログ、デジタル両方で、背景美術チームは完全にデジタル作画です。多くのMVで3DCGによる表現を活用していて、ここにはCINEMA 4Dを使用しています。

▲MV 制作作業は時間とクオリティとのせめぎ合い。複数のチームの素材を組み合わせて映像化する。
──映像制作は、複数のチームで進めているのですよね。どんな手順でMVを作っていくのでしょうか?
通常のMVの制作においては絵コンテを描くことが多いのですが、『nowisee』ではメンバーにイメージを伝えやすくするため、まず"Vコン(映像で説明するコンテ)"を制作します。
そのVコンから、作画用のレイアウト資料を作ります。レイアウト資料を元に作画チームと打ち合わせをし、上がってきたデータを元にAfter Effects でコンポジット(合成・編集)します。
そのVコンから、作画用のレイアウト資料を作ります。レイアウト資料を元に作画チームと打ち合わせをし、上がってきたデータを元にAfter Effects でコンポジット(合成・編集)します。
──いきなりVコンを作るのは、どういった理由からでしょうか?
絵コンテを作らず、より最終的な工程に近いVコンを作ることで、作業時間を短縮できるメリットがあります。
しかしこれは、メンバーはもちろん、関係者の方々が、映像のクオリティを信頼してくれているから出来ることでもあります。絵コンテでいちいち確認しなくても、間違いないものを出してくれるだろう、と。
その分、独特な緊張感が常にあります。
しかしこれは、メンバーはもちろん、関係者の方々が、映像のクオリティを信頼してくれているから出来ることでもあります。絵コンテでいちいち確認しなくても、間違いないものを出してくれるだろう、と。
その分、独特な緊張感が常にあります。

▲Vコンを作りながら、手元のメモ帳に演出のアイディアをどんどん書き込んでいき、後でアイディアの引き出しとして使うという。
──ほかの映像作品も制作されていると思いますが、nowiseeならではの違いはありますか?
単体で観てもミュージックビデオとして成立していて、さらに世界観を補う24本の連作でもあるというのは、かなり特殊だと思います。
また、自分は音楽業界の映像制作に多く携わってきましたが、音の作り手とこんなに密な連携をとって作品作りをするのは初めてでした。
音と映像が密接であるという意味では、業界的に前例がない訳ではないですが、このような、音の作り手と映像の作り手とが一蓮托生の形態は、nowiseeならではと言えると思います。
また、自分は音楽業界の映像制作に多く携わってきましたが、音の作り手とこんなに密な連携をとって作品作りをするのは初めてでした。
音と映像が密接であるという意味では、業界的に前例がない訳ではないですが、このような、音の作り手と映像の作り手とが一蓮托生の形態は、nowiseeならではと言えると思います。
──制作中に苦労したことはありますか?
限られた時間の中での作業に、現在進行形で日々苦労はしていますが……。
その苦労を共にする、少数精鋭の信頼できる映像クルーを集めることが一番大変でした。狙っているハードルが高く、また成功例のない特殊なプロジェクトですから。
体力的、精神的なコンディション含め、1作1作が完成するたびに“奇跡だ”と思っています。総勢10名にも満たない映像クルー、皆の苦労に感謝しています。
その苦労を共にする、少数精鋭の信頼できる映像クルーを集めることが一番大変でした。狙っているハードルが高く、また成功例のない特殊なプロジェクトですから。
体力的、精神的なコンディション含め、1作1作が完成するたびに“奇跡だ”と思っています。総勢10名にも満たない映像クルー、皆の苦労に感謝しています。
──もっとも思い入れのあるMVはどれですか?
毎回一番新しいMVが一番お気に入りなんですよね……。
でも、思い入れがあるのは、最初ということもあって「バイブレーション」ですね。
チームワークが最高に働いたMVは「ナノ」。
でも、思い入れがあるのは、最初ということもあって「バイブレーション」ですね。
チームワークが最高に働いたMVは「ナノ」。
──「チームワークが働いた」ということですが、どういうことが起きたのでしょうか?
演出、制作、原画、動画、背景、CG、の各セクションが最大効率で稼働し、今まで探り探りで進めていた作業の完成形が見えた作品でした。
これは誰ひとりとして欠けては成し得なかった作品だと思います。
これは誰ひとりとして欠けては成し得なかった作品だと思います。
──現在は、連作全体でいうと、どのあたりの作業をされていますか?
現在は、11作目、12作目を同時進行で制作中です。
曲作り・歌詞作りは本当にこだわりを持って作っているので、MVも負けるわけにはいきません。いつも妥協しないで、ギリギリまで磨きをかけてやっています。
映像的に斬新であることと、美しい映像であること。その条件をクリアできているかには、いつも気をつけています。
また、nowiseeに出てくる風景やキャラクターデザインは、リアル寄りな設定ではありますが、過度に現実的になりすぎないように気をつけています。
「見慣れた風景であっても、見方次第でこんなにも鮮やかに捉えられるんだ」という感性を大事にしたいと思っています。
つい先日、5月8日に、10作目のMVとなる「VIEWER」を公開しました。
曲作り・歌詞作りは本当にこだわりを持って作っているので、MVも負けるわけにはいきません。いつも妥協しないで、ギリギリまで磨きをかけてやっています。
映像的に斬新であることと、美しい映像であること。その条件をクリアできているかには、いつも気をつけています。
また、nowiseeに出てくる風景やキャラクターデザインは、リアル寄りな設定ではありますが、過度に現実的になりすぎないように気をつけています。
「見慣れた風景であっても、見方次第でこんなにも鮮やかに捉えられるんだ」という感性を大事にしたいと思っています。
つい先日、5月8日に、10作目のMVとなる「VIEWER」を公開しました。
こちらも公開ギリギリまで調整しつつ作ったものです。ぜひご覧いただければと思います!
──ありがとうございました!
『nowisee』に隠されたメッセージとは?
緻密に設計された世界観を、強烈なメッセージで歌い上げる楽曲と映像に、目と耳と心が刺さる──そんな『nowisee』の楽曲も、記事執筆時点で10作目。
まだまだ謎の多いストーリーが気になって制作陣に質問をぶつけたところ、とあるヒントをいただきました。
タイトルとなっている『nowisee』。各ワード間にスペースを入れてみると……
Now I See.(やっと気づいた)
おそらくヒロインのI(アイ)のことを指すと思われるこの一言。彼女はいったい“何に”気づくのでしょうか。
最後の楽曲となる、24曲目──つまり2017年7月に公開されるMVで、このキーワードの謎が解けるということのようですが……!?
『nowisee』Youtubeチャンネルや公式アプリで、一緒に見届けましょう!
まだまだ謎の多いストーリーが気になって制作陣に質問をぶつけたところ、とあるヒントをいただきました。
タイトルとなっている『nowisee』。各ワード間にスペースを入れてみると……
Now I See.(やっと気づいた)
おそらくヒロインのI(アイ)のことを指すと思われるこの一言。彼女はいったい“何に”気づくのでしょうか。
最後の楽曲となる、24曲目──つまり2017年7月に公開されるMVで、このキーワードの謎が解けるということのようですが……!?
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