TRPGをしよう!クトゥルフ神話TRPGおすすめシナリオ10選
TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)とは?
プログラムで動いているコンピューターゲームを遊びながら、「もっと自由に行動したい……」と思ったことはありませんか? そんなあなたにおすすめしたいのがTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)! TRPGとは、ゲームの参加者がゲーム進行の責任者であるGM(ゲームマスター)と、GMの繰り広げるストーリー上で自由に行動するPL(プレイヤー)に分かれ、わいわいとテーブルを囲んで、 別の世界の人物になりきってお話しながら進めるRPGです。必要なものは、 紙やえんぴつやサイコロ、そしてゲームの決まりごとが書かれた「ルールブック」。一緒に遊ぶ仲間を見つけてテーブルを囲んだら、もう物語は始まっているのです!
選択できない行動はほぼありません。その圧倒的な自由度は、想像もしないおもしろいストーリーへの可能性を無限に秘めています。あるときは魔法で敵を倒す能力者に、そしてあるときは神に挑む挑戦者に……どのようにストーリーが描かれるかは、あなたのロールプレイ次第!
pixivで人気なクトゥルフ神話TRPG!
pixivでは、特にクトゥルフ神話TRPGのシナリオ(GMが用いるゲーム中の基本的な出来事や舞台などが書かれた台本)が多く公開されています。クトゥルフ神話とは、アメリカの小説に基づいた架空の神話体系です。PLが演じる探索者たちは、人間には遠く及ばない大きな力を持つ神話生物たちの起こす恐怖に巻き込まれていきます……。
今回は、そんなクトゥルフ神話TRPGのシナリオを特集しました。おもしろいシナリオを探しているGMの方も、これからTRPGに挑戦したい方も、ぜひこのシナリオで遊んでみてください!
※クトゥルフ神話TRPGの場合、GMはキーパー(KP)と呼ばれます。
おすすめクローズド系シナリオ
ロッカー by shinae
―――ここにはロッカーがある。
ここにはロッカーしかない――――
奇妙な動物園 by 雨森
あなたたちが顔を上げると、そこは動物園でした。
ですがどこかおかしいようです…
薔薇の館 by t-sr
あなた達はある日、いつものようにお気に入りのサイトを見たりネットサーフィンを楽しんでいた、しかしうっかり、検索した先で関係ないページをクリックしてしまった。
次の瞬間、あなた達の意識はぶつん、と途切れた。
目をさますと、そこには鬱蒼とした黒い森が広がっており、あなたは古い洋館の扉の前に立っていた。
堕ちた先に在ったのは by 姫埼@ひとこと
アリス アリス 可愛いアリス
白いウサギに導かれ
甘い香りに誘われて
堕ちていくのは穴の中
暗い、暗い穴の中
アリス アリス 愛しいアリス
気まぐれ仔猫に気を付けて
彼から出でるはあべこべだらけ
アリス アリス 愉快なアリス
堕ちた先に、在ったのは……
死にたがり電車 by ごんずい
クリアには特殊なギミックを解く必要があります。クトゥルフTRPGに慣れてきて、一風変わったスリルと謎解きを味わいたい、味わわせたい方はぜひ!
「命は粗末にするものではありませんよ」
その直後、あなたの身体はホームから線路の上へ投げ出されていました。轟音と、まばゆいばかりの電車のライトがすぐ目の前に迫っています。
その光に飲み込まれるように、あなたの意識は遠のいてしまいます。
うそつきだれだ by ミヤモリ
君はうそつき うそつきは君
ばれないように しないといけない
罪をかぶせて 誰かを殺せ
じゃなきゃおしまい 帰れない
お寿司食べたい by のえも家
現代日本社会において、生きることとはすなわちストレスと戦うことである。あなたたちは日々の仕事で、学業で、はたまた降りかかる神話的現象で、心身ともに疲れ果てているだろう。
さて、ある日の帰り道。いつものごとく疲弊した身体を引き摺って歩くあなたの脳に、突如閃光のような眩いアイデアが浮かぶ。この無味乾燥砂漠と化した現代日本において、唯一許されている、脳に、身体に、直接快楽物質をぶちまける、あの魔性の食べ物───。
「そうだ、寿司食べよう」
おすすめシティ系シナリオ!
シティ系シナリオとは?
閉じた空間に閉じ込められるのがクローズド系シナリオなら、まるで現実世界で自分が行動するように、広かれた世界を自由に行動できるのがシティ系シナリオです。隣町に車で移動したり、図書館に行って情報を調べたり、偶然歩いていたところで事件に巻き込まれたり……などなど、日常に潜む非日常を体験できます。 プレイ時間は時に数日を超えることも……!?
CALLING by 鋏定規
探索者はここ暫く奇妙な耳鳴りに悩まされている。
当初はうっすらとしたものだったその耳鳴りは日が経つにつれ強さを増していき、遂には探索者達の頭を悩ませるまでになっている。
それはまるで電話のコール音のようだった。
頭の中でルルルル、ルルルル、ルルルル、と一定のテンポで機械的な音が鳴り続けるのである。まるで電話に出るのを急かすかのように。
生命の木 by 青いくら
――――「次に太陽が沈む時、この島は殺される」
――――「逃げ……て。せめて、あなただけでも……」
ねこの小道 by れーべ
いつもの朝。外で散歩中の犬が吠える声が聞こえます。
今日も元気に行こう……などと思いながら朝ごはんを食べたり身支度をするでしょう。
クローズド系シナリオとは?
閉じられた空間に閉じ込められた探索者たちが、その空間からの脱出や事件の解決に挑むシナリオのことです。その空間の不気味さや緊迫感に、手に汗を握ってしまいます!