人気のお題でチャレンジ!「みんなが読みたい小説を書こう!」特集

2023年9月15日〜2023年10月29日まで開催していた投稿企画「みんなが読みたい小説を書こう!」。
コミックマーケット102にて行ったアンケートで人気だった「主人公」と「シチュエーション」を自由に組み合わせた小説を募集した本企画では、お題を活かしたバリエーション豊かな作品が多く投稿されました。
今回は、そのなかでpixiv小説編集部が一部作品をピックアップしてご紹介します。
まさにこういう小説が読みたかった! というものや、思いもよらない表現方法で書かれた作品など、様々な物語をお楽しみください!

ギャル×筋肉で全てを解決した
主人公は推しの探偵の助手になりたくて難関試験に合格するが、派遣先は「筋肉探偵」のギャルだった。
「筋肉探偵」というインパクト抜群のタイトルから想像できないような本格ミステリー作品! 助手の主人公と探偵ギャルのコミカルな掛け合いが面白く、最後はほろりとしました。
推し活に命をかけているオタク×推しと偶然遭遇した
二次元オタクの主人公は、ひょんなことから三次元アイドルにハマり……。
臨場感あふれるオタクの描写にわくわくしました! 推し活をしている人は共感できるし、推し活をしたことない人にも「推しっていいな」ということが伝わりそうです。読んだ後、前向きな気持ちになれました。
殺し屋×コミケに向かう途中で商品を盗まれた
殺し屋の同人作家は、自分の描いた同人誌を何者かに盗まれてしまう。
クールな殺し屋と情熱的な同人作家の二つの顔をもつ主人公が、犯人を追い詰めるシーンが面白かったです! 畳み掛けるような言葉の応酬に心躍りました。
強キャラなのに筋金入りの同人作家というギャップの魅力が全編に渡って発揮されていて、とても素敵です。
Vtuber×筋肉で全てを解決した
内気でオドオドした性格のVtuber“姫乃きゃわ”は、初めての配信活動をするもののアンチが現れてしまう。しかし、彼女にはたった一つだけ強力な武器があった。それは“筋肉”! 彼女の持ち前の筋肉によってアンチを改心させ、観ているリスナーに元気を与えることはできるのか……!?
共感を呼ぶテーマとあり得ないキャラクターが見事に融合していて、この先一体どうなるんだろうかと一気に読んでしまいました。
勢いがあって痛快! 素敵なストーリーでした。
殺し屋×偶然推しと遭遇した
日本では数少ないプロの殺し屋である「俺」。その荒んだ心を癒してくれるのは、唯一にして最大の『推し』である物理学教授だった。しかしある時、依頼された暗殺の標的があろうことか『推し』その人で……!?
推しがアイドルや二次元ではなく物理学教授というのが意外でしたが、「俺」が『推し』に惹かれる理由が丁寧に書かれていて共感できました。
ふたりに生じる不思議な絆の描写が魅力的で、このテーマで読みたかったのはまさにこんな小説! と感じました。