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フライさん メイキング&インタビュー【Bamboo SparkとPhotoshopで描く!】
あのキラキラした女の子たちを描きたい
――フライさんが絵を描きはじめられたきっかけは何だったのでしょうか。
もともと少女漫画がすごい好きで、よくあるキラキラした女の子を模写していました。とくに「りぼん」が大好きで、『アニマル横町』の前川涼先生と『おもいで金平糖』シリーズの持田あき先生、そして「フレンド」で連載をされていたジョージ朝倉先生には特に影響を受けました。
ああいったキラキラした女の子を描きたいという想いは、今も変わりませんね。
ああいったキラキラした女の子を描きたいという想いは、今も変わりませんね。
▲フライさんがpixivへ投稿したイラストのひとつ
紙へのラクガキで絵に変化が生まれる
――現在はイラストだけでなく漫画も執筆されてますが、絵は独学で学ばれたのですか?
小さいころからずっと描いてはいましたが、本格的に勉強をするようになったのは高校生のときからです。私が通った高校にはアート学科があって、そこでデッサンやデジタルを用いた描き方を学び、その後に美術大学に進学しました。
――ではデジタルで描かれるようになったのも高校時代に。
そうですね。それまではコピックと水彩絵の具で絵を描いていたのですが、学校でデジタルで描けることを知ってからは、完全にデジタルに移行してしまいました。
とはいえ、そこまで明確にアナログとデジタルの違いを意識していたわけじゃないんです。どちらも画材の一つとして認識していたので、便利に使えるデジタルで自然に描くようになった感じですね。
とはいえ、そこまで明確にアナログとデジタルの違いを意識していたわけじゃないんです。どちらも画材の一つとして認識していたので、便利に使えるデジタルで自然に描くようになった感じですね。
――今回、久しぶりにアナログで描かれてみて、違いは感じられましたか?
「たまには紙もいいな」と。アナログならではの良さを再発見しました(笑)。
デジタルだと画面を開いて(ラフを)1枚描いてみて、気に入ったのができたらすぐに清書していく……という流れなんですが、紙で描くとラクガキから入れるというか、何パターンか作ったアイデアを並べて俯瞰・検討しやすいんですよね。
気楽に並べて見比べられるというのは、紙ならではのメリットかもしれません。
今回のメイキングの際、いくつか描いたラクガキの中から一番よかった構図を選んだので、自分の絵にも変化が生まれたのではないか、と感じています。
デジタル環境に移行してからは、ラフやアイデアスケッチもすべて画面上で行っていたので、スケッチブックにラクガキしたりって全然やらなくなっていたんですよ。
「Bamboo Spark」を持ち出して、久しぶりに外の喫茶店でラクガキみたいなことをしてみたのですが、やっぱり楽しいし、普段と違った環境で描くのは気分も変わるのでいいですね。またやってみようと思います(笑)。
デジタルだと画面を開いて(ラフを)1枚描いてみて、気に入ったのができたらすぐに清書していく……という流れなんですが、紙で描くとラクガキから入れるというか、何パターンか作ったアイデアを並べて俯瞰・検討しやすいんですよね。
気楽に並べて見比べられるというのは、紙ならではのメリットかもしれません。
今回のメイキングの際、いくつか描いたラクガキの中から一番よかった構図を選んだので、自分の絵にも変化が生まれたのではないか、と感じています。
デジタル環境に移行してからは、ラフやアイデアスケッチもすべて画面上で行っていたので、スケッチブックにラクガキしたりって全然やらなくなっていたんですよ。
「Bamboo Spark」を持ち出して、久しぶりに外の喫茶店でラクガキみたいなことをしてみたのですが、やっぱり楽しいし、普段と違った環境で描くのは気分も変わるのでいいですね。またやってみようと思います(笑)。
さまざまなジャンルで「自分らしい漫画」を描けるようになりたい
――今後チャレンジしてみたい題材やお仕事はありますか?
あまりジャンルを絞らずに、幅広いジャンルでいろいろなお仕事をしたいな、と思っています。とはいえ、今はまだ「漫画での自分らしい表現」が見つけられていないので、まずはそこからですね。
ーーすでにさまざまなお仕事をされているフライさんが、そんな風に感じられているとは意外です。
本心では、イラストをメインでやっていきたいという想いはあるんです。
でも、私の絵や漫画に魅力を感じてお仕事をくださったり応援をしてくださる方から「こういう漫画を描いてよ」と言われたときに、描けないジャンルがあったら悔しいじゃないですか(笑)。
だから、題材や仕事のジャンルを絞るようなことはせず、いただいたお仕事は何でも貪欲にチャレンジしていきたいですし、実際に描ける絵描きになりたいですね。
でも、私の絵や漫画に魅力を感じてお仕事をくださったり応援をしてくださる方から「こういう漫画を描いてよ」と言われたときに、描けないジャンルがあったら悔しいじゃないですか(笑)。
だから、題材や仕事のジャンルを絞るようなことはせず、いただいたお仕事は何でも貪欲にチャレンジしていきたいですし、実際に描ける絵描きになりたいですね。
――最後に、クリエイターを目指している読者のみなさんへメッセージをお願いします!
まだまだ道半ばの私がこういう事を言ってよいのかという思いはありますが(苦笑)、やはり「とにかく描き続ける」しかないかな、と思います。
絵を描いていると「もう辞めたい」とか「描きたくない」って思う時がたくさんあって、私自身、思い悩んだ時期もありました。でも、そういう時期って風邪を引くのと同じで、誰でも一生のうちに必ず何度かあるものだと思うんです。
そのたびに自分と向き合い、こういうときはどうしたら抜け出せるのかを試行錯誤しつづけるしか方法はないのかな、と思っています。
私も頑張るので、一緒に頑張りましょう(笑)!
絵を描いていると「もう辞めたい」とか「描きたくない」って思う時がたくさんあって、私自身、思い悩んだ時期もありました。でも、そういう時期って風邪を引くのと同じで、誰でも一生のうちに必ず何度かあるものだと思うんです。
そのたびに自分と向き合い、こういうときはどうしたら抜け出せるのかを試行錯誤しつづけるしか方法はないのかな、と思っています。
私も頑張るので、一緒に頑張りましょう(笑)!
- フライ
- 漫画の連載やライトノベルのイラストなど多方面で活躍中のクリエイター。
現在、月刊少年エース(KADOKAWA刊)にてマンガ「けものフレンズ-ようこそジャパリパークへ!」連載中。
製品WEBサイトでワコムの「Bamboo Spark」をチェック!
ぜひご覧ください。 http://www.wacom.com/ja-jp