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フライさん メイキング&インタビュー【Bamboo SparkとPhotoshopで描く!】
透明感のある色彩とはっとするような艶のある表情──二度とは戻らない瞬間を切り取るかのようなイラストを描かれる、フライさん。現在は『けものフレンズ─ようこそジャパリパークへ!』(KADOKAWA 少年エース)を連載されつつ、『わたしたちのカノン ようこそ!音楽の森、星音学園』(集英社みらい文庫)をはじめ多くの作品にイラストを寄稿されている漫画家/イラストレーターさんです。
今回は、ラフから仕上げまで全てデジタル環境で制作しているというフライさんに、昨年秋に発売されたワコムの新製品「Bamboo Spark」を使用してカラーイラストを仕上げていただきました。
「Bamboo Spark」は、紙に描いた線をそのままお手持ちのスマートフォンやタブレットなどへ取り込むことができる、全く新しいガジェット。
紙のもつ気楽さと描きやすさ、そしてデジタルのもつ利便性を兼ね備えた「Bamboo Spark」は、イラスト制作でどのように役立つのか? フライさんのイラストメイキングを追いながら見ていきましょう!
今回は、ラフから仕上げまで全てデジタル環境で制作しているというフライさんに、昨年秋に発売されたワコムの新製品「Bamboo Spark」を使用してカラーイラストを仕上げていただきました。
「Bamboo Spark」は、紙に描いた線をそのままお手持ちのスマートフォンやタブレットなどへ取り込むことができる、全く新しいガジェット。
紙のもつ気楽さと描きやすさ、そしてデジタルのもつ利便性を兼ね備えた「Bamboo Spark」は、イラスト制作でどのように役立つのか? フライさんのイラストメイキングを追いながら見ていきましょう!
メイキング:「Bamboo Spark」で線画を描く
「Bamboo Spark」は、カメラで撮影したりスキャナで取り込んだりといった手間なくイラストをデータ化できる、新時代のノートです。「Bamboo Spark」本体をスマートフォンやタブレットとBluetoothで接続し、付属のノートに絵を描くだけで、描いた絵をそのままデータ化して取り込むことができます。
ノートは、A5サイズ・5mm以内の厚さなら、市販のものも利用可能です。
フライさんに、実際に線画を描くときの流れにしたがって「Bamboo Spark」を使ってみていただきました。
ノートは、A5サイズ・5mm以内の厚さなら、市販のものも利用可能です。
フライさんに、実際に線画を描くときの流れにしたがって「Bamboo Spark」を使ってみていただきました。
シャープペンで下描き
「Bamboo Spark」の専用ペンで線を引く前に、本体に付属している紙製のノートに下描きをしていきます。
私の場合、下描きは水色のシャープペンで行っています。これはデジタルでもアナログでも同じです。
私の場合、下描きは水色のシャープペンで行っています。これはデジタルでもアナログでも同じです。
Bamboo Spark専用ペンでペン入れ
下描きができたら「Bamboo Spark」付属の専用ペンでいわゆる「ペン入れ」を行います。専用ペンといっても、芯は普通のボールペンと同じものなので、書き味は紙とペンで描く時の感触そのものです。
このペンで描かれた線が「Bamboo Spark」に取り込まれ、接続した端末内にデータとして記録されていきます。
私は一気に線を引かず、ちまちまと細かく線を描きながらペン入れしていくのですが、「Bamboo Spark」はそのペンの動きを一つひとつ、きちんと拾ってくれています。描いている線とデータ上の線の差異をほとんど感じないのには驚きました。
このペンで描かれた線が「Bamboo Spark」に取り込まれ、接続した端末内にデータとして記録されていきます。
私は一気に線を引かず、ちまちまと細かく線を描きながらペン入れしていくのですが、「Bamboo Spark」はそのペンの動きを一つひとつ、きちんと拾ってくれています。描いている線とデータ上の線の差異をほとんど感じないのには驚きました。
線画を描き終えたところです。
データ化された線画が完成!
できたイラストのデータはこちら。まるでスキャンしたみたいでしょ?
データ上には、線が描かれた順番も記録されています。Bamboo Sparkアプリ上で、描きはじめから描き終わりまでを順に眺めたり、巻き戻して見てみることもできます。
こういうのができるのは、デジタルの強みですね。
データ上には、線が描かれた順番も記録されています。Bamboo Sparkアプリ上で、描きはじめから描き終わりまでを順に眺めたり、巻き戻して見てみることもできます。
こういうのができるのは、デジタルの強みですね。
「Bamboo Spark」を使ってみての感想は?
▲「Bamboo Spark」に描かれたフライさんのイラスト
――『Bamboo Spark』を初めて手にとってみての印象はいかがでしたか?
今回の依頼をいただいた時に伺ったお話だと「なにやらすごい機械らしい……」って印象だったのですが、箱を開けて手に取った瞬間に「うわっ! 本当に紙だ!!」って(笑)。とても軽いし持ち運びもしやすくて、想像していたものとは全く違いました。
私はiPhoneで使ってみたのですが、Bluetoothでのペアリングも「え、これでいいの?」って拍子抜けするくらい簡単でした。
私はiPhoneで使ってみたのですが、Bluetoothでのペアリングも「え、これでいいの?」って拍子抜けするくらい簡単でした。
――実際に『Bamboo Spark』で絵を描かれてみていかがでしたか?
私の場合、イラストを描く際にはラフから仕上げまで全てデジタルで描くんです。ですから紙に下絵を描いたのは久しぶりで、すごく新鮮でした。
フルデジタルに移行した理由のひとつは、紙に描いた下描きをスキャナーで取り込む作業が面倒だったからなんですが、その手間が一切なくなるのはありがたいですね。
はじめは「ボールペンで描けるかな?」とも思っていたのですが、付属のペンとノートはザラザラした感触で描き味もよく、違和感は感じませんでしたね。
フルデジタルに移行した理由のひとつは、紙に描いた下描きをスキャナーで取り込む作業が面倒だったからなんですが、その手間が一切なくなるのはありがたいですね。
はじめは「ボールペンで描けるかな?」とも思っていたのですが、付属のペンとノートはザラザラした感触で描き味もよく、違和感は感じませんでしたね。
――使ってみて「ここはイマイチだったかな……」という点はありますか?
大きさも重さも、アプリの機能についてもすごくよく考えられていて、「特にこれが」というのはすぐには思い浮かばないですね……そのくらい自然に使えるアイテムだと思います。
しいて希望をあげるとすると、ペン先にいろんなバリエーションがあると使い道がもっと広がるかな? とは思いました。例えば太めのペンや鉛筆のような強弱が付けやすいペン先があると、絵描き的にもっと描きやすいアイテムになるのではないでしょうか。インクペンみたいなのもあるとウレシイですね。
とはいえ、私はすっごく気に入ってしまったので、買ってしまおうか悩み中です。お手頃な価格というのも魅力ですね。
しいて希望をあげるとすると、ペン先にいろんなバリエーションがあると使い道がもっと広がるかな? とは思いました。例えば太めのペンや鉛筆のような強弱が付けやすいペン先があると、絵描き的にもっと描きやすいアイテムになるのではないでしょうか。インクペンみたいなのもあるとウレシイですね。
とはいえ、私はすっごく気に入ってしまったので、買ってしまおうか悩み中です。お手頃な価格というのも魅力ですね。
描いたデータはPCへも転送可能
「Bamboo Spark」に取り込んだデータは、接続した端末だけでなく、ワコムが提供する「ワコムクラウド」や、「Evernote」「Dropbox」といったクラウドサービスと連携することも可能です。
続いては、フライさんに「Bamboo Spark」で描いたデータをPCへ転送し、カラーイラストへ仕上げるまでのメイキングに挑戦いただきました。
続いては、フライさんに「Bamboo Spark」で描いたデータをPCへ転送し、カラーイラストへ仕上げるまでのメイキングに挑戦いただきました。
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