• English
  • 简体中文
  • 繁體中文
  • 한국어
  • ภาษาไทย
  • Bahasa Melayu
  • 日本語
pixivision
おもしろいもん観たいじゃん
タグ一覧
みる
  • イラスト
  • マンガ
  • 小説
つくる
  • 描き方
  • メイキング
  • 素材
ひらめく
  • インタビュー
  • コラム
  • ニュース
  • トップ
  • コラム
  • pixivで愛される最重要項目それは「キャラクター」!?『小池一夫のキャラクター新論』 〜レジェンド本を学ぶ〜
コラム
2016.12.14

pixivで愛される最重要項目それは「キャラクター」!?『小池一夫のキャラクター新論』 〜レジェンド本を学ぶ〜

  • 書評
  • レジェンド本を学ぶ

文/いしじまえいわ

「レジェンド本を学ぶ」は、イラスト、アニメ、漫画、映像などの分野のレジェンドクリエイターの著書から作品や表現について学ぶことで、もっと作品を愛し創作を楽しんでいただくための企画です。


今回は小池一夫さんの著書『小池一夫のキャラクター新論 ソーシャルメディアが動かすキャラクターの力』(2011年、以下『キャラクター新論』)をご紹介します。

小池一夫さんってどんな人?

本書の著者である小池一夫さんは、日本の漫画・劇画界をはじめ、エンターテインメント業界全体に大きな影響を与えた、スーパーレジェンドのひとり。


『子連れ狼』『マッド★ブル34』『オークション・ハウス』などの原作や、『マジンガーZ』「スーパー戦隊」シリーズの主題歌・挿入歌の作詞を手がけています。


最近ではTwitterでの影響力が強いことでも知られていて、フォロワー数はなんと40万人以上!

小池一夫さんのTwitter

今回はそんなレジェンドクリエイターである小池さんの著書のなかから、要である「キャラクター新論」を紐解いていきます。pixivでランキング上位を目指す人にとってはヒントになることばかりなので、ぜひ創作に役立ててください!

キャラクターはエンターテイメントの核!

小池さんはクリエイティブに不可欠なものとして「キャラクター=ヒットの鍵」(p.17)「キャラクター=漫画、漫画=キャラクターだよ」(p.19)、さらには

“

今日では、「漫画はキャラクター」ではなく、「エンターテインメント=キャラクターである」

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.9

と、再三にわたってキャラクターの重要性を説いています。


とはいえ、「ストーリー」「設定」「テーマ」「絵柄」などほかにもさまざまな要素がある以上「キャラクター」だけが特別重要だというのは極論な気がします。


でも小池さんはそんなことは百も承知のうえで「エンターテイメント=キャラクターだ!」と言い切っているのです。その理由について、小池さんは自信が「どうすればヒット作を創れるのか?」で悩んでいたとき、以下のように思い立ったからだと述べています。

“

ヒットしている作品を「キャラクター」で見てみると、確かに人気のある作品ほど、主人公や敵役のキャラクターに読者を惹きつける魅力がある。お話なんて、毎回同じようだったり、ほとんどお話がないような作品もある。「それでもいいんだ」ということに気づいたのです。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.20

“

独立した当時の私は、よく出来た「お話」を創ることにばかりに気を取られていたのですが、いくら短編作品を時間をかけて仕上げたとしても、それだけだと1回で終わってしまう。短いから原稿料も少ないし、単行本にもならないので、生活ができない。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.21

たしかに、これまでのパターンにまったく当てはまらない物語を生み出すのは、とても困難なこと。それを毎回求めるなんて、ほとんど不可能です。これは「設定」「テーマ」などほかの要素にも当てはまるはず。では、キャラクターはどうでしょうか。

“

読者は、またそのキャラクターに会いたい。そのキャラクターといっしょにハラハラドキドキしたり、ときめきたいから、その漫画を手に取る。友達や恋人に会うように、キャラクターに会いたいんです。
(中略)恋人や友達とは別れたくない。いつまでも一緒にいたい。だからこそ、魅力的なキャラクターが登場する作品はいつまでも連載が続いていく。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.20

一度好きになった人や友達について、目新しい人かどうかはまったく問題になりません。それと同様に、魅力的なキャラクターは何回見ても楽しく、また会いたい、グッズがほしいという気持ちになります。


数あるエンターテインメントの構成要素の中で、「キャラクター」だけがマンネリと無関係で、「そのキャラクターにずっといてほしい(=作品として続いてほしい)」と思わせる要素なのです。

“

もちろん小説でも「キャラクター」の魅力は大事なのですが、キャラ重視でなくても成立するものもあります。(中略)ヒットした小説でも、主人公の名前はなんだったかと聞かれると、ほとんどの人が覚えていない。でも、漫画はキャラクター名が出てくる。『巨人の星』は「星飛雄馬」で『あしたのジョー』は「矢吹丈」。それが、答えなんです。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.21

漫画やアニメ、ゲームなど「キャラクターコンテンツ」と呼ばれる作品は、キャラクターの名前がパッと思い浮かぶもの。


また実際に作品に触れたことはなくともキャラクターの名前だけは知っている、ということはよくあります。やはりキャラクターという要素の重要性はほかとは一線を画しています。

自分も描きたい!と思わせる、魅力的なキャラクターの創り方

それでは、魅力的なキャラクターを作るにはどうしたらいいのでしょう。 数ある要素の中から、「CGMで活きるキャラクター・テクニック」について紹介します。

1. キャラクターのテンプレートを用いる

小池さんいわく、まず「巫女」「メイド」「吸血鬼」などのいわゆるテンプレ設定を使うべきとのこと。

“

まるでキャラクターのパターンがかぶっていることが悪いように思うかも知れません。しかし、全くそんなことはないのです。むしろ、多くの人に愛されるキャラクターというのは、ある程度文化的に認知されている類型に添っている必要があるので、既存のパターンにあてはまって当たり前なのです。基本的に、キャラクターというのは、まず一目見て、外見の第一印象から、大体どういうキャラクターなのかが、理解できなければいけません。一瞬でだいたいのイメージを把握できないようなキャラは、多くの人に受け入れられないのです。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.147

2. キャラクターには「ワンポイント」をつける

ただ、小池さんはテンプレ設定だけでOKと言っているわけではありません。既存キャラクターや文化的な共通認識からテンプレを持ってくるだけでは、他のキャラクターと区別する個性がありません。


そこで「見た目や性格、持ち物などに個性としてのワンポイントをつけること」が必要であるのです。


ここで気を付けなければならないのは、つける個性は「オンリーワンポイント」でないといけないということ。他のキャラクターと差別化したいがためにゴテゴテといろいろな設定をつけると、かえって印象が薄くなってしまうからです。


テンプレ設定を用いつつワンポイントを付けることでキャラ起ちしている例として、小池先生は『東方プロジェクト』の博麗霊夢(はくれいれいむ)を挙げています。

“

「東方」の博麗霊夢だったら、巫女の衣装が、なぜか肩や腋が見えるデザインになっていること。漫才でいえば、思わず「なんでやねん」とつぶやいてしまうような、「突っ込みどころ」と言えるでしょう。(中略)そのキャラをそのキャラたらしめている部分、このキャラといえばこれ、と一番に出てくるのがこのワンポイントです。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.150、151

3. キャラクターの「ディティール」

テンプレ設定を用いてキャラの基本を設定し、他にない個性的なワンポイントをつけたら、あとはディティールにこだわりましょう。

“

見る者は、作品のディティールから、作者のキャラクターへの熱い想いを受け取り、そのこだわりや美学に「この作者はわかってるなあ!」と共感を覚えます。そのディティールへの情熱に、時には感動さえ覚えるのです。

”

小池一夫『小池一夫のキャラクター新論』(小池書院、2011年)p.151

イラストであれば背景の書き込みや小物のディティール、物語であれば納得のシチュエーションや驚きの伏線など、こだわりに満ちた作品には、誰しも感動を覚えますよね。

愛されるキャラクターを創ろう!

これまで「なんとなく」と考えていたキャラクターの要素を、小池さんのキャラクター論に沿ってより意識的に細かく作り込んでいくことで、深みがあり見た人に愛される、また見たい・また会いたいと思われるキャラクターに近づきます。


特に自分の作品やキャラクターを多くの人に見てもらいたいという方は、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

<レジェンド本に学ぶ>連載INDEX

#1 アニメを観る目が変わる?一冊! 『映像の原則 改訂版』

#2 アニメは850年続く日本の文化! 『十二世紀のアニメーション』

#3 漫画の描き方を漫画で学べる『ヘタッピマンガ研究所R』

#4 いいものだけでも、ウケるものだけでもダメ。ポケモンのおもしろさの本質に迫る『ポケモンストーリー』

#5 偶然性まで意図して描く、だから世界が"奥行き"を持つ。『METHODS 押井守「パトレイバー2」演出ノート』

#6 『ドラクエ』の名セリフに隠された秘密に迫る!『しんでしまうとはなにごとだ!』

レジェンド本を学ぶの最新記事

  • 偶然性まで意図して描く、だから世界が"奥行き"を持つ。『METHODS 押井守「パトレイバー2」演出ノート』 〜レジェンド本を学ぶ〜

    偶然性まで意図して描く、だから世界が"奥行き"を持つ。『METHODS 押井守「パトレイバー2」演出ノート』 〜レジェンド本を学ぶ〜

  • 漫画の描き方を漫画で学べる『ヘタッピマンガ研究所R』 〜レジェンド本を学ぶ〜

    漫画の描き方を漫画で学べる『ヘタッピマンガ研究所R』 〜レジェンド本を学ぶ〜

  • アニメは850年続く日本の文化!  『十二世紀のアニメーション』〜レジェンド本を学ぶ

    アニメは850年続く日本の文化! 『十二世紀のアニメーション』〜レジェンド本を学ぶ

  • アニメを観る目が変わる?一冊! 『映像の原則 改訂版』〜レジェンド本を学ぶ

    アニメを観る目が変わる?一冊! 『映像の原則 改訂版』〜レジェンド本を学ぶ

レジェンド本を学ぶを見た人に人気

  • 毎日がオフ会!? オタク女子2人のうらやましすぎる関係性に萌える『オタシェア!』

    毎日がオフ会!? オタク女子2人のうらやましすぎる関係性に萌える『オタシェア!』

  • 最高のBLに出会えるチャンスを逃してない?BL小説ビギナーガイド

    最高のBLに出会えるチャンスを逃してない?BL小説ビギナーガイド

この記事をシェアする
  • シェアする
  • 投稿する
  • シェアする
  • 投稿する

この記事のタグ

  • 書評
  • レジェンド本を学ぶ
この記事が気に入ったらフォローしよう!
Follow @pixivision
pixivisionの更新情報を毎日お届けします♪

コラムの最新記事

  • 「キャラを貶める創作者をスルーできない」憎しみを人格に向けるのはやめよう/カレー沢薫の創作相談

    「キャラを貶める創作者をスルーできない」憎しみを人格に向けるのはやめよう/カレー沢薫の創作相談

  • 「健全ではなくエロばかり書いてしまう」非実在キャラの愛し方は自由で多様/カレー沢薫の創作相談

    「健全ではなくエロばかり書いてしまう」非実在キャラの愛し方は自由で多様/カレー沢薫の創作相談

  • 30代オタク、周囲と比べてこのままで良いのかと思ってしまう/カレー沢薫の創作相談

    30代オタク、周囲と比べてこのままで良いのかと思ってしまう/カレー沢薫の創作相談

  • 相手が公式派・夢・BLなのか早期に見極める方法は?/カレー沢薫の創作相談

    相手が公式派・夢・BLなのか早期に見極める方法は?/カレー沢薫の創作相談

もっとみる▶︎

pixivision公式アカウント、
みんなフォローしてくれっぴ〜!

p-chan月間ランキング
  • イラスト

    格が違う。「勝てる気がしない」イラスト特集

  • イラスト

    ちいかわとあの人気キャラが夢の共演…!?『ちいかわ』クロスオーバーのイ...

  • イラスト

    風にたなびく。ポニーテールを描いたイラスト特集

  • イラスト

    夏の勝負服? 浴衣姿のイラスト特集

  • イラスト

    きらりと閃く。流れ星のイラスト特集

p-chanおすすめ
  • イラスト

    冬の定番。ハイネック&タートルネックを描いたイラスト特集

  • イラスト

    『鬼滅の刃 無限城編』公開記念!竈門炭治郎・我妻善逸・冨岡義勇・胡蝶し...

  • マンガ

    今年の人気作をまとめてお届け!pixivコミックランキング2025発表

  • イラスト

    抑えきれない感情。赤面を描いたイラスト特集

  • 描き方

    コツがわかる!髪の毛の描き方・塗り方特集

pixivision公式アカウント、
みんなフォローしてくれっぴ〜!

  • トップ
  • pixivisionとは
  • テーマを応募する
  • English
  • 简体中文
  • 繁體中文
  • 한국어
  • ภาษาไทย
  • Bahasa Melayu
  • 日本語
  • pixivision
  • 運営会社
  • 利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載
  • プライバシーポリシー
  • 外部送信規律について
  • ニュースリリース送付
©pixiv